その8![]() ![]() あなたと初めて会ったのは まだ夏の匂いの残る ほのかにあたたかい 初秋の夜 ![]() 何か違う どこか違う 暗い闇をさまよいながら ひとり 迷い子の私をなぐさめてくれたのは あなただったね 胸に響くメロディーを 軽快に 口ずさむ ドラムのリズムに合わせて Into the sky 必ず 届くよ だから どんな時も 傍にいて 人生の分岐路を渡る 二人の危ない 綱渡り 一寸先は また闇 それでもあなたに ひとすじの光 何も怖がらずに飛び込んでおいで 両手を広げたあなたの おおきな その胸 きっと 辿り着くよ この秋が終わる頃には・・・ ![]() ![]() やっと見つけた ここにいた 疲れたね 休もうか 腰をおろした 公園のベンチに ペンキ塗りたて こんな楽しみかたの できるひと きっと あなただけだと 思うから 具をたくさん つめこんで 焼きたての クロワッサン・サンドをほおばろう ![]() 真夏の太陽 焼け付いて 真っ赤なトマトが 胸 おどらせる ![]() ![]() ![]() ![]() ピアノの調べを運ぶ 潮風 こっそり漕ぎ出したボートは 行くあてを知ってる 灯台の白とは かけはなれた 空の色 淡いピンク色の 幻想の世界 まるで宝石箱をひっくり返したような 波間のキラメキ 魔法が そっと 溶け出した ゆっくり 微笑むあなたと 今日は そんな気分 夕陽をごちそうになったあと 深い 深い まばたきを 今日一日の 幸せを・・・ ジャンル別一覧
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